饗宴のはじまり-西洋古典の世界から- (単行本)
出版社/著者からの内容紹介
男女を隔てる海のモチーフを佐渡に伝わる昔話から説き起こし古典世界へといざなう説話論,哲学者が死の練習によってたち至った死生観の有り様,散佚・断片化さらに徹底した撲滅の憂き目を見た膨大な作品群の運命等々.ギリシア・ラテンの古典文学を自在に読み解き味わい,その豊かさを平明達意の文章で伝えるエッセイ集.
内容(「BOOK」データベースより)
本書は西洋古典の世界とこれに関わる数多の説話が紡ぎ出す形象をさまざまに描き出したエッセイ23篇を収める。前後一千年にわたり広大なジャンルを含むギリシア・ラテンの古典文学を、著者は神話学や民俗誌の伝承への周到な考察を携えて、あるときは練達の古典研究の手腕により作品の神宿る細部を穿ち、あるときは古代オリエントからインド、中国、日本まで時空を跨ぐ大きな視角で論じる。エッセイのいずれもが平明達意の文章によってものされ、人間の心の「物語への本能」を掌に指し、読み返すたびに新たな発見を呼び覚ます。そうした読書の奥深い歓びを懐に秘めた一冊。
そしてすぐに日が暮れる (単行本(ソフトカバー))
出版社/著者からの内容紹介
イタリア現代詩の巨匠、〈ことばの錬金術師〉の前期を綜合する詩集。独特な宇宙感覚を、詩的技巧の限りを尽くしマニエリスティックに表白する。解説=古賀弘人
内容(「BOOK」データベースより)
故郷シチリア島の追憶と古代ギリシア文明の傾倒を母胎として、独特な宇宙感覚を、詩的技巧の限りを尽しマニエリスティックに表白した、イタリア現代詩の巨匠、〈ことばの錬金術師〉の前期を綜合する詩集。
北風とたいよう (単行本)
出版社/著者からの内容紹介
北風とたいようは、旅人の洋服をなんとかしてぬがせようと、お互いに“力くらべ”をはじめたよ。はたして、勝つのはどちらかな?
内容(「BOOK」データベースより)
あるとき、北風とたいようは、どちらが、たび人のようふくをぬがせることができるか、力くらべをすることになりました。さて、かったのは、北風でしょうか?たいようでしょうか?幼児から小学校低学年向。
痴愚礼讃―附 マルティヌス・ドルピウス宛書簡 (単行本)
出版社/著者からの内容紹介
トマス・モアと並び、16世紀ルネサンスを代表する人文主義者・エラスムスの風刺文学のラテン語原書から邦訳!聖書学者としてルターに先立ってキリスト教の本質と当時の世相を戯文の中に鋭く説く警世の書。併せて著者の最初の弁明書である「ドルピウス宛書簡」の本邦初訳を掲載。
内容(「BOOK」データベースより)
16世紀ルネサンスを代表する人文主義者・エラスムスによる風刺文学のラテン語原書から邦訳。バーゼル版原書にホルバインが挿画として描いたペン画82点を再録する。また、著者自身の最初の弁明書である「ドルピウス宛書簡」を本邦初訳で収録する。
ギリシャ神話 ペルセウスとアンドロメダ (単行本)
内容(「BOOK」データベースより)
悲劇の王女ダナエーと大神ゼウスの間に生まれたペルセウス。たくましくも立派な青年に育った彼を待つのは、陰謀や野心うずまく試練の数々でした。果たしてペルセウスの運命は…?小学生高学年から。
内容(「MARC」データベースより)
悲劇の王女ダナエーと大神ゼウスの間に生まれたペルセウス。たくましくも立派な青年に育った彼を待つのは、試練の数々でした…。天空に輝く太陽、きらめく星たちをちりばめた、年若い読者のためのギリシア神話。
アシジの貧者 (単行本)
内容(「BOOK」データベースより)
長篇詩『オデュッセイア』や映画『その男ゾルバ』の作者、『現代のホメロス』といわれる著者が、アシジのフランチェスコの一生を描く。個人の運命と時代の宿命が重なりあって、現代の苦悩をそのままに凝集し、もっとも深くわれわれの時代の批判を試みながら、その昇華の方向を指し示す作品といえよう。
内容(「MARC」データベースより)
「現代のホメロス」といわれる著者が、アシジのフランチェスコの一生を描く。軍事政権に故国を追われた自らの運命と時代の宿命が重なり合った現代の苦悩とその昇華の方向を、清貧に生きた聖者の生涯の描写を通して指し示す。
自修ホメーロス―イーリアス〈第22巻〉 (単行本)
内容(「BOOK」データベースより)
本書は、ホメーロスの原典がギリシャ文学専門家の研究対象としてばかりでなく、ギリシャ語の一般学習者にも愛読されるための一つの手引きである。しかも、初級程度のギリシャ語文法を学んだことのある方々を対象としている。従って注解は語学的読解を第一にしている。
内容(「MARC」データベースより)
「イーリアス」第22巻をテキストに用いた、ホメーロスを原典で読むための入門書。初級程度のギリシャ語文法の習得者を対象とし、語学的読解を第一にして、詩の理解を深める音韻と韻律などの解説を重点的に行なう。
メタモルフォーシス―ギリシア変身物語集 (文庫)
内容(「BOOK」データベースより)
名前の意味から解放奴隷の出身とされるリーベラーリスが、神話やフォークロアに材を求め創造した四十一の変身物語。厳しい自然の中で人が神や妖精と共に生き、愛を交わし、闘った古典世界。死すべき身の人間の見果てぬ欲望を、神は憎み、時に憐んで、人を鳥や獣や星へと変身させる。善悪の判断や装飾を一切加えない素朴で力強い物語は、まさに文学の豊かな源泉。ギリシア語原典からの本邦初訳。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
アントーニーヌス・リーベラーリス
物語作家。活動年代は紀元後2~3世紀と推定されるが出生地ほか生涯の詳細は不明。その名前の字義は「解放奴隷アントーニーヌス」であるため、皇帝アントーニーヌス・ピウスが在位した紀元後138~161年に解放された奴隷だったと考えられている。ラテン語風の名前にもかかわらず、知られている唯一の著書『メタモルフォーシス』はギリシア語で書かれている。収録されている41の変身物語には、ニーカンドロスやボイオスなどヘレニズム時代文学の影響が色濃くみられる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
サテュリコン―古代ローマの諷刺小説 (文庫)
出版社/著者からの内容紹介
美貌の少年奴隷をはさんで争いながら南イタリアを放浪する二人の青年を中心に,好色無頼の男や女が入り乱れる.小説『サテュリコン』はまさに古代ローマの爛熟が生み落した「悪の華」だ.とりわけ,奴隷あがりの成金富豪が催す《トリマルキオンの饗宴》の場面は古来有名.セネカの諷刺短篇『アポコロキュントシス』を併載.
内容(「BOOK」データベースより)
美貌の少年奴隷をはさんで争いながら南イタリアを放浪する2人の青年を中心に、好色無頼の男や女が入り乱れる。小説『サテュリコン』はまさに古代ローマの爛熟が生み落した「悪の華」だ。とりわけ、奴隷あがりの成金富豪が催す〈トリマキオンの饗宴〉の場面は古来有名。セネカの諷刺短篇『アポコロキュントシス』を併載。
ホメロス オデュッセイア〈上〉 (文庫)
内容(「BOOK」データベースより)
トロイア戦争が終結。英雄オデュッセウスは故国イタケへの帰途、嵐に襲われて漂流、さらに10年にわたる冒険が始まる。『イリアス』とともにヨーロッパ文学の源泉と仰がれる、ギリシア最古の大英雄叙事詩の、新たな訳者による新版。(全二冊)
内容(「MARC」データベースより)
トロイア戦争が終結。英雄オデュッセウスは故国イタケへの帰途、嵐に襲われて漂流し、さらに10年にわたる冒険が始まる。ヨーロッパ文学の源泉、ギリシア最古の大英雄叙事詩。94年刊のワイド版。
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